労務相談
かすみがうら市商工会では、皆様の事業所にお勤めの従業員の福利厚生のために、社会保険・労働保険・退職金などのご相談に応じ、アドバイスを行っています。
社会保険
法人事業所や、常時5人以上の従業員を雇用している個人事業所(一部業種は除く)は、事業主や従業員の意志に関係なく、健康保険・厚生年金への加入が義務付けられています(強制適用事業所)。従業員が5人未満の個人事業所でも、一定の手続きをして都道府県知事の認可をうければ、健康保険・厚生年金の適用を受けることができます。
労働保険
従業員を一人でも雇用する事業者は、業種のいかんを問わず全ての労働保険に加入しなければなりません。 労働保険の手続きがわずらわしい方、人手不足のため労働保険の事務処理に困っている方には、労働保険事務組合である商工会への事務委託をお勧めします。
労働保険事務組合とは
事業主の委託を受けて、事業主が行うべき労働保険の事務を処理することについて、厚生労働大臣の認可を受けた中小事業主等の団体です。
労働保険事務組合への委託手続
労働保険事務組合に労働保険の事務処理を委託するには、まず「労働保険事務委託書」を労働保険の事務処理を委託しようとする労働保険事務組合に提出します。
委託の際には、かすみがうら市商工会への入会・委託手数料等が必要となります。
委託できる事業主
常時使用する労働者が
- 金融・保険・不動産・小売業にあっては50人以下
- 卸売の事業・サービス業にあっては100人以下
- その他の事業にあっては300人以下
の事業主の方です。
委託できる事務の範囲
労働保険事務組合が処理できる労働保険事務の範囲はおおむね次のとおりです。
- 概算保険料、確定保険料などの申告及び納付に関する事務
- 保険関係成立届、任意加入の申請、雇用保険の事業所設置届の提出等に関する事務
- 労災保険の特別加入の申請等に関する事務
- 雇用保険の被保険者に関する届出等の事務
- その他労働保険についての申請、届出、報告に関する事務
なお、印紙保険料に関する事務並びに労災保険及び雇用保険の保険給付に関する請求等の事務は、労働保険事務組合が行うことのできる事務から除かれています。
事務処理委託のメリット
1.労働保険料の申告・納付等の労働保険事務を事業主に代わって処理しますので、事務の手間が省けます。2.労働保険料の額にかかわらず、労働保険料を3回に分割納付できます。3.労災保険に加入することができない事業主や家族従事者なども、労災保険に特別加入することができます。
詳しくは、最寄の都道府県労働局・労働基準監督署・公共職業安定所にお尋ねください。また、厚生労働省ホームページをご参照下さい。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/hoken/980916_1.html